イーハトーブ紀行 [旅&散歩写真記録]

旅、もしくはそれに準する散歩の記録です。 旅のタイトルをCATEGORYからお選びになってご覧ください。
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第10次イーハトーブ紀行(01)-2005/07/23-出発前夜
この日は池袋23:30発の盛岡行きの夜行バスに乗るということ、
つまり旅に出るというのが最大のイベント。
バスに乗れればそれでOK!

昼間、関東地方にやや強い地震があった。
僕の人生では最大の揺れを観測。
今回の夏旅のすごさを予兆していたのかもしれない。。(笑)

いつも通り仕事をして会社をいつもより早めに20時過ぎにでて帰宅。
風呂に入ったり旅の荷造りをする。
出発の時間が迫りつつあるのでかなり焦りつつ荷造りをする。
宿の電話番号など必要になりそうな情報などもネットで調べつつ荷造りをする。
この夏旅のために買った麦わらテンガロンを装着。まだ少し恥ずかしい。。
まあ、旅立ってしまえばこれくらいががぴったりくるんである。
電車に乗る。乗客も少ない。
先頭車両の一番前のいすにどっかと荷物を置いて座った。
少々メモをとる。

(メモ)
 既にして不可思議なる心境に立ち
 始まりを告げたこの旅路に
 夜の旅立ちに
 これまでにない疾走感 逃避航路を感じる
 ともかくも
 この電車に乗るが如く
 のせられてゆくのである
 明日は早朝、既に盛岡である


今回の夏旅は僕とHさんOさんSさんの4人で5日間旅をして
残りの3日間を一人旅するというもの。
池袋に着くとHさんとSさんは既に来ていた。
Oさんは地震の影響で中央線がなかなか進まないので遅れているそうな。
さすが中央線、なにかとトラブルが多いです。
なんと2時間かけてOさん到着。
バスの出発時間の1時間前を集合時間にして正解でした。
三越裏のらくちん号(東京→盛岡)のバス停でバスを待ちつつ
小岩井カマンベールチーズを肴にエビス黒ビールで既に酒を入れます。
夜行バスで寝付きを良くするためというのもありますが
なんといっても夏旅にはビールが欠かせないものね。っていうことで。

だいぶ遅れてバスも来ました。
やっぱり地震の影響かもしれません。
さてバスに乗り込み耳栓をしてなるだけ寝る事に。
そして明日の山登りに備えます。
そう、いきなり山登りの予定。
週間天気予報では太陽マークは明日の24日しか出ていませんでしたから。
残りは曇りと雨マークです。。
接近中の台風の動きが僕たちの旅の天気を左右するのです。
とにかく猛烈に車酔いするというHさんの調子が気になりつつも
旅の流れに身を委ねて行く事にしましょう。いつもの事ですが覚悟を決めて。

mtiwate.jpg

(7月23日の盛岡市内からのライブカメラ映像の岩手山)
http://www-cg.cis.iwate-u.ac.jp/live_camera.html
どんな感じだろうかと出発前これをしょっちゅうチェックしておりました。


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第10次イーハトーブ紀行(02)-2005/07/24-岩手山登山(1)松川温泉行き
目が覚める。カーテンの外があかるい。もう朝だ。
つまりここはもう岩手!
使い捨てコンタクトをつける。
もうすぐ盛岡駅ですとのアナウンスがある。
カーテンを少し開けてみる。
天気は曇り、しかしそこにはライトグリーンのまぶしい田園風景が広がっていた。
来た!岩手だ。この緑色は灰色の空の下でも既に発色よく輝いていた。

7月24日早朝6:30に盛岡駅到着。
各人調子はどうかなと見渡せば特にヤバそうな人はいないようだ。
(あ、でもあとでHさんがかなり気持ち悪くなっていた事が判明する)
今日は岩手山登山決行にした。
にわかに登山に必要なもの以外の荷物を駅のコインロッカーに預ける。
そしてコンビニなどで食料と飲み物を調達。
トイレの洗面所の水がしっかりと冷たい。盛岡の水道だ。
駅からめざすは七滝コースの登山口の県民の森。
盛岡駅から乗れる松川温泉行きのバスがあるのでそれに乗るのだが、
ローカル線を楽しむという事を考えて6:59発の花輪線に乗って大更駅まで行く。
バスも大更駅を経由するのでそこで合流できるのだ。
(料金は割高になるのでローカル線に乗るのが好きな人じゃなきゃやらないだろうな)
花輪線はあいかわらずいい面をしている列車です。
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天気は曇り空からときおり青空も垣間見始めた。
うんうん、いい調子だ。
好摩からは車窓も開けてステキな明るい朝の田園が広がる。
やっぱりいいなあ、岩手はステキだ。満足して眺めていた。
トウモロコシ畑に牧草地、田んぼに咲き乱れる野の花。

で、車内の旅の仲間に懸案であった松川温泉にて
朝風呂してから登らないかと問うてみたら
なんだかウマいぐあいにその案で行こうかという事に。
時間的に戻りのバスが1時間でくるのでその間にはいらなければならないが
たぶん何とかなると踏んだ。まあ、長湯しなければいいという話だ。
松川温泉も今回の旅で是非行ってみたいと目をつけていたので
うまい具合に事が運んでうれしくなった。
好摩から2駅で大更に着いた。
ここで10分も待てばバスが来る。
大更は思ったより閑散としていた。
でも無人駅でないだけにぎやかというべきかもしれない。

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上りと下りがすれ違う。
うちの地元のJR四国ではもうみられなくなった旧国鉄時代さながらの風景だ。
ナツカシイ!僕の10歳未満の頃はたしかにこうでした。

松川温泉行きバスが来て乗る。お客は自分たち以外に数人。
あまりの閑散ぶりにもっとバス乗らなきゃと思う。
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(↑Oさんの撮影)
+001.jpg

(↑Oさんの撮影)
+002.jpg

(↑Oさんの撮影)
各人のんびりとした風景に夜行バスの疲れもあってか眠っちゃったりする。
しかーし、東八幡平交通センターすぎたあたりの川の情景をみて「おおー!」と歓声。
驚くのに夢中で誰も写真撮ってません。。
川がもう岩でゴロゴロの凄まじさに加えてオレンジ褐色ではないですか。
温泉成分が川の水に含まれていてそれが岩を変色させているのでしょうが、
もうすでに目が覚めるネイティブアイランドぶりです。
バスがどんどん森の中へ入り白樺林の県民の森を抜けて登りはじめます。
七滝コースはここ、県民の森からなので温泉は行ったらまたここに戻ってこなきゃいけません。
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(↑Sさんの撮影)
気持ちのいい樹海をどんどんバスは登り続けやがて松川温泉松楓荘に到着。
<参考サイト>
http://www.hikyou.jp/iwate/matukawa/shoufusou/shoufusou.htm
一時間は乗っていたであろうバスを降りると
「う~ん、気持ちのいい真っ青な空!」
いつの間にやら曇り空はどこかへ行って
あるのは夏としか言いようのない深い青に真っ白な雲。
だいぶ高度も高くなっているせいか雲の動きがはっきりと分かる。
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バス停から松楓荘へ向けて歩いてすぐになんと青い沼!
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青い水!きれいだ。透き通る水が神秘の景色を作る。
華奢なトンボがいた。
この水は生き物が棲まぬ水だろうか?この透明度はそんな気がしたけれども
きれいなトンボはいる。さっそく秘境感たっぷりだ。うれしくなる。
そしてすかさず駐車場でひときわ目を引く千葉ナンバーの車名は忘れたオレンジカー。
緑の中でステキな色彩を放つ素敵デザインの車。かっこいいなあ。
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ともかくお風呂にはいる。
入浴料500円!いいねえ、東京の近所の銭湯はカルキ臭いけど400円とられます。
そしてにわかにはじめての白濁のお湯にはいります。
まずは内風呂。うわ、においがSUGOI!温度は熱め!
正真正銘、地中から産地直送って感じの温度です。
そしてドデカイ岩が男湯と女湯を分けていますがすごい存在感。
内風呂でも既に野趣あふれています。
身体を流して露天へ移動。タオル一枚、ほぼ裸一貫で廊下を歩きます。
宿の若いお姉さんがいてもごく自然に。もう岩手モードです(笑)。気にならない。
午前中の日光に照らされて白濁したお湯は真っ白に光っていました。
すぐ下を川がざあざあ流れてすべてがとてもまぶしいです。
このあいだも麦わらテンガロン帽子かぶって温泉です。日差しがすごいからね。
あごひもが湯につかってとても硫黄臭くなりましたけど。
それから岩風呂へ。一人ずつ吊り橋を渡って川の反対側へ行きます。
ほぼ裸で吊り橋を歩きます。川のせせらぎ、緑がきれいできもちがいい。
岩風呂にはいるとさっきまでの湯音より低めで長くはいっていられそう。
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(↑Hさん撮影)
さっきから誰もはいっていないのでぼくらの貸し切りです。
そりゃ午前9時だしなあ。たしかにお風呂にはいる時間にしてはマイナーでしょうか。
貸し切りで最高の状態のお湯につかることもでき温泉来る事にしてよかったなと思いました。
山に入る前に身体も清められた事だし。
+004.jpg

(↑Hさん撮影)※風呂上がりに木漏れ日のベンチで風に吹かれているわたくし。
予定通り一時間以内に温泉を堪能できたので、再びバスに乗って移動です。
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第10次イーハトーブ紀行(03)-2005/07/24-岩手山登山(2)七滝コースその1
バスで県民の森へ。
Hさんは行きのバスでは眠っていたのではじめて見る景色に新鮮さを憶えた様子。
車窓からはきれいな木漏れ日と、再び別の青い沼が見える。
県民の森バス停で下車。
既に午前10時を回る。
登山を始めるには遅すぎる時間帯になってしまったけれど、
今日は八合目の避難小屋で一泊するから日のあるうちに着ければいいから大丈夫。
県民の森・森林ふれあい学習館 フォレストIという
木の香りのすごいウッデイな施設でトイレ休憩&飲み物補充。
外に出て白樺の並ぶ芝生の広場のベンチで朝飯&ストレッチ。
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遠くに虫取りの網を持って走るこどもたち。
「虫とりしたいなあ、、、」ってふと思った。
朝飯もウイダーインゼリーにカロリーメイトの類い。
なんか既に飽きてくるし、のども乾く。
ストレッチ、、みんな固いなあ。。僕も固い。じっくりのばす。
Hさんのラジオ体操のアカペラで一同ラジオ体操を始める。
な、なんか懐かしい。。いつぶりだろうかもう分からないくらい久しぶり。
そして、ラジオ体操は結構運動になる。けっこう疲れた。。
大丈夫なんかな、これから2000メートルの山に登るのに。。
010.jpg

岩手山が見えている。こちらからだと不思議な形だ。
ホントに今からあの上まで登りきれるか少し不安になる。。
さっき立ち寄った「森林ふれあい学習館 フォレストI」にゴミ捨てに行った
HさんとOさんが30分ほどだいぶ遅れて戻ってきた。
なんかあったのか神妙な面持ちである。
どうやら森林ふれあい学習館のおじさんに「今から登るのかい?」
と声をかけられたらしい。
「七滝コースはいろいろ問題があるみたいだよ。」
との台詞に僕は半分は想定していた事だったのでそれほど驚きはしなかったが、
「山をなめてはいかん」とのNさんの過去の台詞を思い出し、どういう事かと詳しい話を聞いた。
「今から登り始めるのは遅すぎる。たいてい登山は早朝の涼しい時間帯に登るのが常識。」
「七滝コースは6年間の閉鎖期間のあともいっさい整備はされておらず、
登山道の荒れ具合もひどい箇所があるという話。」
「他の登山者の話で崩壊場所があって道を見失うかもしれずとても危険だという話。」
なるほど、かなりキケンなようだ!が、注意深く事を進め、皆で協力すれば不可能ではない。なんといっても冒険に危険はつきものだ。(あくまで山をなめている訳ではなくて挑むという事)
なんといってもガイドブックには七滝コースは雄大な滝とダイナミックな大地獄谷自然の造形美を堪能できるオススメルートとかいてあるではないか。
Hさんの好きな沢に沿って登る水気の多いルートだし。
他のルートの説明にはない「オススメ」の言葉に嘘はないはずだ!
と言ってもみんな半信半疑でした。。
「まあ、時間はあるから、ゆっくりいこう」ということで出発。

空模様も曇り始める。
今日は晴れのち曇りなのでしょうがないが、暑くならないのでいいのかもしれない。
しかし、ずっとこの道かしら?という林道を歩いても、
いっこうに登山口らしき標識も見当たらない。
いくら整備してないといっても登山口とわかるくらいのものはあるだろうに、
道を間違えたのかな、、、
どうやらそのようで、結構歩いてまた林道の分かれ道に来てあっちだこっちだと地図と方位磁石とにらめっこ、あげく携帯のGPSも取り出す始末。。
なんだかんだとこっちだろうという方へだいぶ歩いて
やっとこれが登山道らしいという道に出くわした。一同安堵。
どうやらこんなところからも既にこのルートの険しさを物語っていたように感じます。
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