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イーハトーブ紀行 [旅&散歩写真記録]

旅、もしくはそれに準する散歩の記録です。 旅のタイトルをCATEGORYからお選びになってご覧ください。
第10次イーハトーブ紀行(03)-2005/07/24-岩手山登山(2)七滝コースその1
バスで県民の森へ。
Hさんは行きのバスでは眠っていたのではじめて見る景色に新鮮さを憶えた様子。
車窓からはきれいな木漏れ日と、再び別の青い沼が見える。
県民の森バス停で下車。
既に午前10時を回る。
登山を始めるには遅すぎる時間帯になってしまったけれど、
今日は八合目の避難小屋で一泊するから日のあるうちに着ければいいから大丈夫。
県民の森・森林ふれあい学習館 フォレストIという
木の香りのすごいウッデイな施設でトイレ休憩&飲み物補充。
外に出て白樺の並ぶ芝生の広場のベンチで朝飯&ストレッチ。
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遠くに虫取りの網を持って走るこどもたち。
「虫とりしたいなあ、、、」ってふと思った。
朝飯もウイダーインゼリーにカロリーメイトの類い。
なんか既に飽きてくるし、のども乾く。
ストレッチ、、みんな固いなあ。。僕も固い。じっくりのばす。
Hさんのラジオ体操のアカペラで一同ラジオ体操を始める。
な、なんか懐かしい。。いつぶりだろうかもう分からないくらい久しぶり。
そして、ラジオ体操は結構運動になる。けっこう疲れた。。
大丈夫なんかな、これから2000メートルの山に登るのに。。
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岩手山が見えている。こちらからだと不思議な形だ。
ホントに今からあの上まで登りきれるか少し不安になる。。
さっき立ち寄った「森林ふれあい学習館 フォレストI」にゴミ捨てに行った
HさんとOさんが30分ほどだいぶ遅れて戻ってきた。
なんかあったのか神妙な面持ちである。
どうやら森林ふれあい学習館のおじさんに「今から登るのかい?」
と声をかけられたらしい。
「七滝コースはいろいろ問題があるみたいだよ。」
との台詞に僕は半分は想定していた事だったのでそれほど驚きはしなかったが、
「山をなめてはいかん」とのNさんの過去の台詞を思い出し、どういう事かと詳しい話を聞いた。
「今から登り始めるのは遅すぎる。たいてい登山は早朝の涼しい時間帯に登るのが常識。」
「七滝コースは6年間の閉鎖期間のあともいっさい整備はされておらず、
登山道の荒れ具合もひどい箇所があるという話。」
「他の登山者の話で崩壊場所があって道を見失うかもしれずとても危険だという話。」
なるほど、かなりキケンなようだ!が、注意深く事を進め、皆で協力すれば不可能ではない。なんといっても冒険に危険はつきものだ。(あくまで山をなめている訳ではなくて挑むという事)
なんといってもガイドブックには七滝コースは雄大な滝とダイナミックな大地獄谷自然の造形美を堪能できるオススメルートとかいてあるではないか。
Hさんの好きな沢に沿って登る水気の多いルートだし。
他のルートの説明にはない「オススメ」の言葉に嘘はないはずだ!
と言ってもみんな半信半疑でした。。
「まあ、時間はあるから、ゆっくりいこう」ということで出発。

空模様も曇り始める。
今日は晴れのち曇りなのでしょうがないが、暑くならないのでいいのかもしれない。
しかし、ずっとこの道かしら?という林道を歩いても、
いっこうに登山口らしき標識も見当たらない。
いくら整備してないといっても登山口とわかるくらいのものはあるだろうに、
道を間違えたのかな、、、
どうやらそのようで、結構歩いてまた林道の分かれ道に来てあっちだこっちだと地図と方位磁石とにらめっこ、あげく携帯のGPSも取り出す始末。。
なんだかんだとこっちだろうという方へだいぶ歩いて
やっとこれが登山道らしいという道に出くわした。一同安堵。
どうやらこんなところからも既にこのルートの険しさを物語っていたように感じます。
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